職権乱用パワハラ上司

職権乱用パワハラ上司

私は、ある業界で働いている30代のサラリーマンです。

30代とは言え、その業界の平均年齢は高く、まだまだ若手です。

そんな私とパワハラ上司の関係は、海外現地法人の社長と社員の関係だった。

海外現地法人の日本人スタッフはその上司を含め4人しかおらず、一番の若手社員が私であった。

その上司は、私のような技術上がりでない人間をあまり信用しないタイプの人間であったためか、その関係は上司と部下というよりは、主人と使用人に近かった。

当時、全員車通勤が基本であったのにも関わらず、本人は運転を拒否し、私に自宅までの送り迎えをさせた。

完全にタクシー代わりで、休日以外は残業があっても毎日やらされたため、上司を家まで送った後、事務所に戻り再度作業を続けるということもあった。

本人は、自分が社長であるという思いが強かった為、社長感というものを味わいたかったのだと思う。

一度社長待遇を味わったその上司はどんどんエスカレートした。

休日は本人が望む限り強制的にゴルフに付き合わされ、そのプレイ代を出してもらえるのかと期待していたがあえなく撃沈した。

強制的に参加させられているのに、自腹でゴルフするのだからまったく楽しくない。

公私混同が著しく進んでも、社長だから誰も注意できない。

社員全員その職権乱用に辟易していた。

そんな状況で2年たち、ある時社内監査があった。

その時に、日本側へ粉飾報告していたのがばれてしまった。

急遽日本へ帰国命令が出され、社長待遇だった日常が突如終わりを迎え、降格処分になった本人はそれを恥に思ったのか、辞表を提出し会社を去った。

誰もその上司を憐れむ人は出てこず、私もスッキリした気持ちでいた。

しかし、急遽帰国したせいで、社内は混乱し、最後まで我々に迷惑をかけたのである。

こうして私の休日は日常を取り戻し、自分の行きたい時に行きたいとこへ行ける喜びを噛みしめ、日常に戻った。

本当にあんな上司とは二度と仕事したくないと思うばかりである。