同級生のいじめっこ いじめられっこになり転校 もやもやが残った

同級生のいじめっこ いじめられっこになり転校 もやもやが残った

私は現在20代の社会人で、転職を経て運よく人間関係が良好な会社に勤めることができ、そこで人と関わりながら働いて生活しています。

しかし、中学生の時はいわゆるいじめられっこでした。

というのも、私の出身校では大部分の生徒が「いじめる側」と「いじめられる側」に分かれていたのです。

おとなしかった私は順当にいじめられっこ側に落ち着き、同じくいじめられる側だった友人たちと寄り添いながら、中学生活が終わるまでひたすら耐える日々を過ごしていました。

しかし、いじめっこだったら楽だったかというと、そうではありません。

いじめっこたちの中には、誰が見ても明らかなランク付けがあり、不動の立場であるリーダーを除いては常に危ういバランスを保っていたのです。

そして、何かの拍子にランクが下がると、一気にいじめっこグループからつまはじきにされ、最悪の場合はいじめられっこの位置にまで落ちてしまいます。

C子もそのひとりでした。

C子は私のクラスのトップにいたいじめっこグループの一員で、グループの中では下から1〜3番目あたりをうろうろしているように見えました。

グループのリーダーの機嫌を取ろうと、積極的にクラスメイトをいじめるというシーンも何度も見ました。

それが功を奏すこともあれば、かえって立場が危うくなることもしばしばあったように見えました。

そしてある日、C子がついにリーダーの機嫌を大きく損ねたのでしょう。

きっかけは私たちの目には見えませんでしたが、ある日を境に、C子がひとりで行動するようになりました。

そうなったら、他のいじめっこグループにも入れないばかりか、当然いじめられっこのグループにも入れません。

いつも無理やりでも笑っていたC子が、無表情で俯きながら歩くさまは今でも脳裏に焼き付いています。

痛々しい姿でした。

少し経つとC子は学校に来なくなり、その後ひっそりと転校していきました。

いじめっこがひとり減ったというのに、私の胸にはもやもやした気持ちだけが残りました。