41歳女 職場の先輩との縁切りを安井金比羅宮で祈願しすっきり縁切り

41歳女 職場の先輩との縁切りを安井金比羅宮で祈願しすっきり縁切り

以前働いていた職場に、ものすごく性格の悪い女の先輩がいました。

年は2つしか離れていないのに、偉そうなことこの上なくて、彼女の同僚には笑顔も見せて親しげに話しているのに、私たち後輩には目つきまで変わって、顎で指図するような人で、一体何様なんだというような人でした。

別に仕事の場で仲良しになろうなんてことは、後輩の私たちは誰も考えていませんでしたが、普通の人としての、先輩後輩という枠を超えずとも、礼節のある関係を望んでいましたが無理でした。

私たちはグループで食事を取らなければいけなかったのですが、むすっとして彼女がいると食事も食べた気がしませんでした。

そんなある日、京都に縁切り神社があるということを知ったのです。

同僚に話すと、京都に遊びに行きがてら、是非ともその神社に立ち寄ろうということになりました。

目的はもちろん、その先輩との縁切りを祈願するためです。

遊びに行くついでに、なんて行ったものの、京都に着くと私たちはすぐに神社へ向かいました。

神社に近づくと、おどろおどろしい内容の、人の黒い部分が垣間見えるような数々のお札に、さすがの私たちもひるみました。

しかし、思った以上に私の筆は進み、すらすらとその先輩との縁切りを願う札が完成しました。

同僚も同じでした。

願い事を念じながらくぐる小さな穴を、服が汚れることも気にせず、子供のようにかがんでくぐりました。

晴れやかな気持ちで、私たちは神社を後にしました。

彼女を憎んでいるわけではないけれど、できれば同じシフトになる回数が少なくなりますように、なんなら仕事を辞めてくれますように、というような気持ちでした。

私も、一緒に行った同僚も、職場での彼女の存在で、胃が痛いということは日常的だったし、シフトが同じだと気が重くて仕方がなかったのです。

帰ってきてからも、先輩とのシフトは重なるし、退職もしませんでした。

ただ、その半年後、私が辞めました。

何も無理してこの職場で働かなくてもいいやと急に思えたのです。

向こうが動かないなら、私が変われば良かったのかと気づきました。

それから1年後、縁切り神社に行った同僚は結婚を機に退職しました。

縁切り神社の効果があったのか、なかったのか定かではありませんが、あの先輩とのご縁が切れてせいせいしました。