28歳の時、当時付き合っていた男性は女性にだらしがない人でした。

私の他にもお付き合いしていた女性がいるにも関わらず、こちらから別れを切り出しても、なかなか応じてもらえず困っていました。

ある日、高校時代の友人に相談したところ、京都の有名な縁切り神社である安井金毘羅宮にお願いすれば、悪縁を切ることができると教えてくれました。

友人は仕事で意地悪をする先輩との縁を切りたいとのことだったので、二人で計画して一泊二日で京都へ行くことにしました。

目的の神社についたらまず参拝をし、悪縁が切れることを神様にしっかりお願いしました。

私は半信半疑でしたが、偶然居合わせたおばあさんが、「ここの神様は本当に叶うよ」と声をかけてくださったのをきっかけに、本当に彼との縁が切れるかもしれないと期待をするようになりました。

縁切りのお願いをして自宅へ帰り、友人も私もいつもの日常に戻っていました。

数か月程経ったある日、友人の職場の先輩が結婚して退職することになったと嬉しそうに教えてくれました。

本当は結婚後も働く予定をしていたそうですが、赤ちゃんを授かったので退職することになったとのことでした。

「神様のご利益があったかも」と友人はもう一度京都へお礼参りに、一緒に行こうと誘ってくれました。

私の方はまだ細々と悪縁が続いており、どうやって完全に別れようか四苦八苦していましたが、もう一度神様にお願いしてみることにしました。

友人と二度目のお参りに行き、友人はお礼を、私は再び彼との縁を切って下さいとお願いしました。

神様にお願いするだけでなく、今度は自分自身もきちんと行動をしないといけないと思い、心を鬼にして一切連絡せず、彼からの連絡を二か月間完全に無視し続けることで、やっと彼と別れることができました。

友人に彼と別れたことを報告するとともに、もう一度神社へ今度は一人でお礼のお参りに行きました。

縁切り神社の神様は縁を切る手助けをして下さるかもしれませんが、自分自身も強い意思を持って縁を切るための行動をしなければならないと痛感しました。